玉造小劇店はお芝居を提供するお店です。
27年ぶりに蟷螂×わかぎのタッグが実現!
作=蟷螂 襲(PM╱飛ぶ教室)
演出=わかぎゑふ(リリパットアーミーⅡ)
【大阪公演】ウイングフィールド
2019年3月7日(木)~10日(日)
https://www.quartet-online.net/ticket/kuto10osaka
【東京公演】下北沢 シアター711
2019年3月14日(木)~17日(日)
https://www.quartet-online.net/ticket/kuto10tokyo
(受付開始は開演の1時間前 開場は開演の30分前)
【料金】 前売3000円 学生2,000円(要学生証)
ペア割2,500円 (全席自由 整理番号付き)
【出演】
工藤俊作
保
久保田浩(遊気舎)
中道裕子
佐々木淳子(劇団●太陽族)
うえだひろし(リリパットアーミーⅡ)
長橋遼也(リリパットアーミーⅡ)
津野あゆみ
趙清香
【あらすじ】
病院の一室。知命の歳も越した五十代の男が入院している。
危篤の知らせを聞き、駆け付ける別居中の妻やその友人。
しかし、男は逝く気配など微塵もなく、
医者や看護師も何故か男の病状についてはぐらかすばかり。
どうやら、男は病床にいながら、小さな春を謳歌しているようである。
振り回されるキャリアウーマンの妻は混乱し憤るが、
友人たちはそんな二人を優しく見守っている。
実は、男のそんな挙動の裏には、妻に言いたくて言えなかった秘密があった。
「生きとるかぎりは、元気なふりして見せるんが、世の中の義理っちゅうもんや。」
と笑う男のもとへ、
長い間顔を合わせることのなかった息子が訪れる。
そもそも息子が男に入れた突然の電話が、人々をこの病室へ呼び寄せたのだった。
その中には、婚約者を連れてやってきた見知らぬ若い女もいた。
若い女は、男を「アボジ」と呼ぶ。
皆に囲まれ、満足したかのように目を閉じる男。
横たわる男の周りで、友人たちの声により男のほつれた糸のような人生が
再び編みあげられてゆく。
上手くは生きられなかった男の物語。
誰もが穏やかな最期を望むが、
それでも人は矛盾を抱えたままその時を迎えてしまう。