玉造小劇店はお芝居を提供するお店です。
同じお芝居を古典芸能に置き換えて演じたらどうなるやろ?という、演劇的探求心を実現した公演。
あらゆる古典芸能の方々を集めて面白いことしよう!と、桂吉朝氏が言い出し、わかぎゑふが再始動させた企画。つまり関西小劇場界イチ、人間国宝の知り合いや古典芸能の方々との繋がりが多いわかぎゑふならではのコラボレーション公演。
野田晋市 うえだひろし 福吉祥太(吉實祥汰改メ)
澤田紗菜 わかぎゑふ(以上、リリパットアーミーⅡ)
美津乃あわ(片岡自動車工業) 森崎正弘(MousePiece-ree)
谷畑聡(劇団AUN) 江戸川じゅん兵
是常祐美(シバイシマイ) 内山絢貴
武市佳久(花組芝居)
茂山千五郎 茂山茂 茂山宗彦
茂山逸平 茂山千之丞
昭和3年。天乃屋本家に残されたのは跡取り娘のシズがひとりだけ。「あんな病弱な娘には婿の来手がない。本家がこのまま潰れたら世間様に顔が立たん。」と、困っているのは、分家筆頭の天乃屋新兵衛と親戚筆頭の春駒屋文左衛門。せめて一代だけでも繋げれば、なんとか出来るかもしれない。病弱なシズが死んだあとは生まれた子供ごと分家に吸収すればいい。誰かシズに添わせられる都合のいい男はいないか? と、そうして白羽の矢が立ったのが、分家の手代・伊助であった。
ところが、政略結婚に見えた夫婦の間に子供が出来るやいなや、今まで考えられなかったような展開が起き始める。伊助は段飛ばしに天乃屋本家の旦那に就任し、本家、分家、お店の使用人、それぞれの女房たちの秘め事が絡み合って、遂には一家の存続問題にまで発展するのだが…。
一転二転三転して、転がってゆく人々の運命は一体どこへ辿り着くのか…!!
脚本・演出=わかぎゑふ
舞台美術=嵯峨真由美
舞台監督=武吉浩二(campana)
照明=大川貴啓
音響=宮﨑孝幸(エッグシェルスタジオ)
大道具=アーティスティックポイント
衣裳=和工房ちどり
小道具=うえだ商会
宣伝美術=中井重文
制作協力=中嶋沙弥奈(童司カンパニー) 柴田貴槻(童司カンパニー)
制作協力=TBSグロウディア
協力=表現者工房
主催・企画・制作=玉造小劇