玉造小劇店はお芝居を提供するお店です。
14年ぶりの再演!偏見と闘い生理用品の開発に一生を捧げた男のほっこりできる物語 (2000年初演版VHSの裏面キャッチコピーより)2000年、主演の夫婦役を中井重文と千田訓子が務め、2001年再演には、桂米吉と千田訓子が。2004年は当時劇団の新人だった吉田憲章と千田訓子。2009年には共に在籍5年目の、うえだひろしと谷川未佳が。この度の14年ぶりの再演では、長橋遼也と松井千尋がその夫婦役を。わかぎゑふにより、更には劇団によって、時代と共に長く温め熟成させてきた作品です。また本作は2001年再演版の作・演出にて、わかぎゑふが大阪舞台芸術奨励賞を受賞した作品でもあります。
コング桑田 野田晋市 うえだひろし
長橋遼也 松井千尋 澤田紗菜
わかぎゑふ(以上、リリパットアーミーⅡ)
植木歩生子(ゲキゲキ) 江戸川じゅん兵
小池裕之(空晴) 是常祐美(シバイシマイ)
中村なる美(slatstick) ボブ・マーサム(THE ROB CALTON)
昭和12年大阪北浜にある布団問屋の分家、岡崎商店。店主は岡崎陽介(20 才)という若者である。性格は生一本で真面目、経営者としては店主に成り立てという初々しさがある。ある日、陽介の妹である晴香が学校で初潮を迎えたとの噂を、女中のお絹が聞きつけて来る。お絹以外、男ばかりの店員たちは晴香の帰りをどう迎えるかで、てんてこ舞い。お絹の指示に従い、お赤飯 や紅白饅頭の準備に走り回っている。そこへ陽介の従兄、本家の島村優平が、晴香が交通事故に遭って亡くなったと知らせに飛び込んでくる。初潮になったことを男の子たちにからかわれ、不注意で道に飛び出したせいだった。それを知った陽介は、生理への偏見を無くすため、布団屋をたたみ、生理用品の開発・販売、そして性教育の普及活動を手がける会社を興す。知人という知人、全ての女性に生理のことを尋ねまわり、女装して女子便所に忍び込んで生理 用品を収集する陽介たちは「変人倶楽部」と言われながらも研究・開発を進めていくのだった。
脚本・演出=わかぎゑふ 舞台監督=武吉浩二(campana)
舞台美術=池田ともゆき 音響=宮﨑孝幸(エッグシェルスタジオ)
照明=千原悦子 大道具=アーティスティックポイント
衣裳=和工房ちどり・リリパットアーミーⅡ
小道具=うえだ商会
宣伝美術=中井重文 写真=山田徳治(500G.inc)
映像=山崎啓仁(オフィスくまひげ)
制作=中嶋沙弥奈(童司カンパニー)
主催・企画・制作=玉造小劇店