特集-お弔い | 玉造小劇店

公開日

ラックシステム15年の軌跡

玉造小劇店配給芝居vol.１
ラックシステム１５周年記念公演第一弾

お弔い

作・演出

わかぎゑふ

出演

作・演出　：わかぎゑふ

出演
コング桑田　朝深大介　千田訓子　
上田宏　谷川未佳　
祖父江伸如　福井千夏　
わかぎゑふ

中道裕子(らく－がき)
茂山宗彦※東京公演のみ　　茂山逸平※大阪公演のみ
八代進一(花組芝居)　　奥田達士(劇団M.O.P.)
美津乃あわ　　森崎正弘(MousePiece-ree)
上田泰三(MousePiece-ree)　早川丈二(MousePiece-ree)
武藤晃子
ほか

第四弾　ラックシステム　１５周年の軌跡！

わかぎゑふの「もう一つ劇団作ってもいいかな？」で、始まったラックシステムも、はや１５周年を迎えました！これも、ラックシステムを楽しみに待って下さっている、応援して下さる皆様のおかげでございます！本当にありがとうございます！
さて、これまでどんな作品を上演してきたのか？振り返ってみたいと思います！

	No.1　１９９４年８月「お花見」扇町ミュージアムスクエア脚本：わかぎゑふ
	No.2　１９９５年９月～１０月「お正月」【東京公演】下北沢ザ・スズナリ【大阪公演】扇町ミュージアムスクエア作・演出：わかぎゑふ
	No.3　１９９７年５月～６月「お見合」扇町ミュージアムスクエア作・演出：わかぎゑふ
	No.4　２０００年６月～７月「お祝い」【大阪公演】扇町ミュージアムスクエア【東京公演】下北沢ザ・スズナリ作・演出：わかぎゑふ
	No.6　２００２年５月～６月「お弁当」【東京公演】三鷹市芸術文化センター【大阪公演】扇町ミュージアムスクエア【滋賀公演】木之本町スティックホール【奈良公演】やまと郡山城ホール作・演出：わかぎゑふ
	No.7　２００３年５月～７月　「お見合～ココロノ春ガクル」【東京公演】三鷹市芸術文化センター【大阪公演】ワッハ上方ワッハホール【兵庫公演】姫路キャスパホール【滋賀公演】木之本町スティックホール【奈良公演】やまと郡山城ホール作・演出：わかぎゑふ
	No.8　２００４年６月～７月　１０周年記念公演　其の壱　「お祝い～キューティーバージョン」【大阪公演】ワッハ上方ワッハホール【滋賀公演】木之本町スティックホール作・演出：わかぎゑふ
	No.9　２００４年１２月　１０周年記念公演　其の弐「お正月～完全リミックス版」ワッハ上方ワッハホール作・演出：わかぎゑふ
	No.10　２００５年３月　１０周年記念公演　其の参「お願い」【大阪公演】扇町ミュージアムスクエア【東京公演】下北沢ザ・スズナリ作・演出：わかぎゑふ
	No.11　２００６年７月「お願い（再演）」世界館作・演出：わかぎゑふ
	No.12　２００７年３月　「おたのしみ」【大阪公演】世界館【東京公演】下北沢ザ・スズナリ
	No.13　２００７年１１月「お見合セカンドラブノ花ガ咲ク」【大阪公演】世界館【九州公演】北九州芸術劇場小劇場
	No.14　２００９年３月　「お弔い」【大阪公演】HEP HALL 【東京公演】下北沢ザ・スズナリ
	次回公演予定！ No.15　２００９年　「お祝い」【大阪公演】ABCホール【東京公演】全労済ホール/スペース・ゼロ

今回、初ラックシステムの客演さんから、公演を目前に控えての意気込みを聞いております！

茂山宗彦さん・・・ギンギンのパンパンで、いっぱいいっぱいです。プシュー。
茂山逸平さん・・・ありそうでなさそうなハートフルなお芝居の中に存在することを目標に頑張り中です！
八代進一さん（花組芝居）・・・え？ラックとリリパって違うの？
奥田達士さん（劇団M．０．P．）・・・真っ直ぐやりたいです。よろしくお願いします。
美津乃あわさん・・・ラックシステムの作品大好きです♪うれし～い！
早川丈二さん（MousePiece-ree）・・・足を引っ張らないように頑張ります！これでいいか？
武藤晃子さん・・・ども！武藤晃子です。今回、ラックシステムに出演することになり、
感謝感激でございます！８年前に初めて、ふっこさんに会ったときに、頭がよく、
何でもできる大人の女性で、ポオッとしたことを覚えています（笑）
私は稽古中ずっとポオッとしてるとは思いますが、めっちゃいい作品になるように頑張りたいと
思います。よろしくお願いします！

意気込み？だったのか、ただのコメントだったのか・・・。
しかし、公演は目前に控えております！

大阪弁をベースに１５年やってきたラックシステム。
今回も話の舞台は、もちろん大阪です！

公開日

配役発表！！

玉造小劇店配給芝居vol.１
ラックシステム１５周年記念公演第一弾

お弔い

作・演出

わかぎゑふ

出演

作・演出　：わかぎゑふ

出演
コング桑田　朝深大介　千田訓子　
上田宏　谷川未佳　
祖父江伸如　福井千夏　
わかぎゑふ

第三弾　「お弔い」配役発表！

役名　（役者名）	設定
金村覚（上田泰三）	赤坂が勤めていた会社の社員。今回は長いセリフあります！今までにない泰三さんが見れる！？かも！？
浜中兵太郎（上田宏）	カメラマン志望の若者劇団一お行儀の悪い宏が真面目な青年に挑戦！
神崎恭平（八代進一）	東映の広報課長お久しぶりの出演です！今回ははんなりな京都の人！
吉村美津子（武藤晃子）	通称ミミ、神崎の助手初ゲストの武藤さん。関西弁の武藤さんに注目です！
磯部一郎（森崎正弘）	赤坂が住んでいた部屋の大家今回は、どんな森兄が見れるのでしょうか！！
花代（美津乃あわ）	磯部の愛人森兄の愛人！？って・・・あわワールド全開です！
美貴子（谷川未佳）	磯部の愛娘森兄の愛娘！？って…頑張ります！
中川留吉（朝深大介）	物々売買の周旋人１年ぶりの役者復帰！「きんちょうするわぁ」って…
岡信太郎（早川丈二）	磯部の弁護士こんな弁護士いる！？顔色悪い…
牧村長江（奥田達士）	詐欺師初ゲストの奥田さん。も、長いセリフありますよ～
谷村豊子（中道裕子）	赤坂の隣人お久しぶりです！中道さん！やはり稽古場の笑いの神！
月城小夜子（千田訓子）	往年の映画スター女優です！往年の！女優さんです！
林英得（茂山逸平・茂山宗彦）	月城小夜子の夫東阪でのダブルキャスト！な、なんと中国人に挑戦！
林秀麗（福井千夏）	月城小夜子の娘大丈夫？中国語。
秋野良平（祖父江伸如）	カメラマン頑張って出番を増やそうとするソブ。探して下さい！
楠木直介（コング桑田）	刑事コングさんも長いセリフあり！
赤坂美智（わかぎゑふ）	部屋の持ち主さぁ、今回はどんな出方か！？お楽しみに～！

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お弔い考察！

玉造小劇店配給芝居vol.１
ラックシステム１５周年記念公演第一弾

お弔い

作・演出

わかぎゑふ

出演

作・演出　：わかぎゑふ

出演
コング桑田　朝深大介　千田訓子　
上田宏　谷川未佳　
祖父江伸如　福井千夏　
わかぎゑふ

第二弾　検証！「お弔い」の謎。

皆様、２００９年も２月になり、いかがお過ごしでしょうか？
今回の「お弔い」特別企画第二弾では、僕たちにとっても今だベールに覆われている
「お弔い」の内容について検証したいと思います。

検証其の１　企画書

今回、こっそりと玉造小劇店事務所において、「お弔い」のヒントを得ようと侵入いたしました。
なんと、「お弔い」の企画書を発見！

その中の座長のメッセージを一部紹介。

「皆様には何の関係もございませんが、２００９年はうちの父の３３回忌です。あの冬、私は高校３年生でした。
私にとって、印象的なお弔いでした。
お通夜から初七日までの数日間は、人生で最初のビッグイベントでもあったように思います。
お通夜で、父の初老期から死ぬまでの時期しか知らない私と、
若い頃しか知らない親戚の間で奇妙な会話が生まれました。
同じように父のことを語っていたのにまるで別人のことを話し合っているような不思議さが生じたのです。
人の関わった時期によって、また見る目によって人間像というのは違ってくるのだなと実感した体験でした。
今回はそんな一人の人間を語っていくことで、全体像を浮き彫りにしていくような本を書きたいと思っています。」

なるほど、座長が実際にした体験が、今回の作品に無くてはならないものだったわけです。
しかしまた、すごい体験談ですね・・・。
また、こうも書かれていました。

「またこの作品のモチーフになっているのはアメリカのアウトサイダーアーティスト、ヘンリー・ダーガーの一生です。」

ん？ヘンリー・ダーガーって？

検証其の２　ヘンリー・ダーガー

ヘンリー・ダーガーという人物は一体どんな人物なのか？
皆さんは、ご存じでしょうか？

ヘンリー･ダーガー（Henry Darger, 1892年4月12日－1973年4月13日）は「非現実の王国で」の作者である。正式には「非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語」で、アウトサイダー・アートの代表例とされる作品であり、世界一長い長編小説と言われている。

ヘンリー・ダーガーの人生略歴

1892年4月12日シカゴで生まれる。
4歳になる直前に生母と死別。また、妹は里子にだされる。足の不自由な父に育てられる。
読書が好きで、小学校1年から3年にに飛び級をした。だが、8歳で父親が体をこわして救貧院に入り、ヘンリーはカトリックの少年施設で過ごす。友達とコミュニケーションがうまくとれず、退学を体験する。
12歳の頃、感情障害の兆候が現れたという理由で、知的障害児の施設に移される。
15歳で父が死去した事を施設で知る。
16歳で施設を脱走し、260kmを徒歩で歩き、シカゴに戻る。聖ジョゼフ病院の、掃除人として働き始める。
19歳の時『非現実の王国で』の執筆を開始。執筆はダーガーの死の半年前まで続けられた。
33歳の時、教会に養子を申請するが却下。だがあきらめきれず、何度も申請し続ける。
73歳の時、掃除人の仕事を強制的にやめさせられる。できた時間で自伝を執筆する。
1972年の暮れ、病気のために救貧院に。アパートの大家であるネイサン・ラーナー（アーティストでもあった）が彼の部屋に入り、彼の作品を発見して驚嘆した。ダーガーは、それが作品という意識がなかったらしく自分が死んだ時には全ての持ち物の焼却を希望していたとされる。
救貧院にて、1973年4月13日、81歳で死去。ラーナーはダーガーの死後も部屋をそのままの状態で、2000年まで保管した。

ダーガーは19歳の時「非現実の王国で」を書き始めた。
執筆は約60年間に渡り、彼が亡くなる半年前に老人ホームに収容されるまで、
誰に知られることもなく続けられた。

ダーガーが暮らしたアパートの家主であり、芸術家でもあるネイサン・ラーナーがダーガーの持ち物整理する
ために部屋を訪れたときに、300枚の挿絵と1万5,145ページに及ぶテキストからなるこの物語が発見された。

訪問前にラーナーが「部屋のものはどうしようか」と尋ねたときも、
ダーガーは物語の存在を明かさず「何でも好きにしてくれ」と語っていたという。

なお部屋の中にはルイス・キャロル「不思議の国のアリス」やライマン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」などの少女の冒険譚の他、キリスト教関連の書物も多数残されており、執筆の参考に用いられたと思われる。

ダーガーの部屋は保存され、現在は移設された場所で博物館としてテキスト原文と共に公開されている。

なお、その余りにも遠大なストーリーのためか、これまでこの作品は外国語版を含めてテキスト全文が
刊行された事はない。
ダーガーはテキストをタイピングされた15冊の冊子にまとめており、
最初の7冊に自身の手で装丁、製本を施していた。
残りの8冊は紐で縛ったままにされており、物語の結末はその未製本の冊子の中に描かれている。

また、ダーガーは物語の完成後も、同じヴィヴィアン・ガールズを主人公とした続編「シカゴにおけるさらなる冒険」を1939年から執筆した。こちらも8,500頁に及ぶ長編作品であり、原稿は手書きのまま残されている。

ダーガーは作品を誰に見せることもなく半世紀以上自分の妄想・願望を作品として書き続けたが、
死後にそれが発見され、のちにアウトサイダー・アートの代表的な作家として評価されるようになった。

参考文献：ウィキペディア

この人物をモチーフに・・・。座長、すごいぜ。
しかし、座長の体験談とヘンリー・ダーガーがどのようにリンクするのか楽しみです。

またヘンリー・ダーガーについては、ジェシカ・ユー監督によるドキュメンタリー映画「非現実の王国で　ヘンリー・ダーガーの謎」やインターネットなどで、たくさん調べることが可能です。興味のある方は是非！

検証其の３　アウトサイダー・アート

アウトサイダー・アートとは、特に芸術の伝統的な訓練を受けていなくて、名声を目指すでもなく、既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現したという作品のことをいう。フランスの画家ジャン・デュビュッフェがつくったフランス語「アール・ブリュット（Art Brut、「生（なま、き）の芸術」）」を、イギリスの著述家ロジャー・カーディナルが英語表現に訳し替えたものである。

特に、子どもや、正式な美術教育を受けずに発表する当てもないまま独自に作品を制作しつづけている者などの
芸術も含む。なお、デュビュッフェの作品をアール・ブリュットに含める場合もある。

デュビュッフェが1949年に開催した「文化的芸術よりも、生（き）の芸術を」のパンフレットには、「アール・ブリュット（生の芸術）は、芸術的訓練や芸術家として受け入れた知識に汚されていない、古典芸術や流行のパターンを借りるのでない、創造性の源泉からほとばしる真に自発的な表現」と書かれている。

参考文献：ウィキペディア

つまり、ヘンリー・ダーガーは死後に作品が発表されていることから、アウトサイダー・アーティストの中でもかなりの代表格者であることは間違いないわけです。
もしかして、「お弔い」に出てくる皆が語るひとりの人間がアウトサイダー・アーティストなのでしょうか？
その人は女性だそうですが・・・。

検証其の４　時代背景

今回の「お弔い」の時代は終戦から10年たった１９５５年、昭和30年だと聞きました。
フランスの画家ジャン・デュビュッフェが1949年にアウトサイダー・アートの作品展を開催していることから、
アウトサイダー・アート（アール・ブリュット）という言葉自体は、昭和30年代には存在したと言えます。

が、その言葉がその当時の日本にに来ていたとは考えにくい。
ちなみに1955年だと、その当時ヘンリー・ダーガーは63歳ですね。
ダーガー自身、現役で「非現実の王国で」の執筆中だったかもしれません。

もちろん「お弔い」という作品はフィクションです。
ですが、2009年になった今、わかぎゑふが昭和30年代に着目し、そのモチーフになったのがその当時はまだ、
誰の目にも留まることのない老人だったヘンリー・ダーガー。

ワクワクするのは僕だけでしょうか？
演じる僕たちの世界では、モチーフになった人物は本当はまだ生きているんです。
「お弔い」にヘンリー・ダーガーは出てはきませんが、不思議な感覚です。

昭和30年代にはこんなことがありました！

年	世の中	子供	物価	国家公務員の初任給
昭和３０年	５５年体制	東映時代劇映画全盛プラモデル	卵１個１４円	８，７００
昭和３１年	国連加盟神武景気	鉄人２８号	パート１時間３０～３５円	８，７００
昭和３２年	人工衛星	切手収集ブームラジオの赤銅鈴の助	フランク永井「１３８００円」	９，２００
昭和３３年	新幹線こだま東京タワー	フラフープ神様仏様稲尾様	マッチ１箱３円	９，２００
昭和３４年	皇太子ご成婚伊勢湾台風	少年サンデーと少年マガジン	銀座のおでん定食１５０円	１０，２００
昭和３５年	安保闘争消費ブーム	ダッコちゃん	理髪１６０円	１１，８００
昭和３６年	レジャーブームウェストサイド物語	柏鵬時代東洋の魔女	日雇労働者の賃金５８７円	１４，２００
昭和３７年	キューバ危機	テレビ普及率５０％おそ松くん	横川の釜めし１２０円	１５，７００
昭和３８年	ケネディー暗殺	巨人大鵬卵焼き	風呂代２３円	１７，１００
昭和３９年	東京オリンピック	おばけのＱ太郎ひょっこりひょうたん島	タクシー代８０円から１００円に値上げ	１９，１００
昭和４０年	ベトナム北爆ミニスカート		都バス２０円	２１，６００

みなさん、いかがですか？
懐かしいと感じられる方から、まったく想像できない方まで、いらっしゃることでしょう。

ラックシステムの作品で言うと、「おたのしみ」の５年後くらいにあたります。

昭和３０年代は高度成長の時代で、経済は発展し、
家庭は電化され、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫が「三種の神器」と呼ばれ、
生活は豊かになりました。

　　昭和３４年、皇太子様のご結婚を期にテレビが普及しました。
　１４インチの白黒テレビは６万５千円で、公務員の初任給の６ケ月分もしました。
　

うーむ、小道具がなんかやたらと多いような気がします・・・。
インターネットでも、これだけすぐに資料が集まるのですからね。

こんな写真もありました。

調布市郷土博物館にて

わぁ～！これは小道具調べに「ALWAYS・三丁目の夕日」見なくては・・・（汗）
そんな時代のお話になりそうです。

公開日

若手劇団員座談

玉造小劇店配給芝居vol.１
ラックシステム１５周年記念公演第一弾

お弔い

作・演出

わかぎゑふ

出演

作・演出　：わかぎゑふ

出演
コング桑田　朝深大介　千田訓子　
上田宏　谷川未佳　
祖父江伸如　福井千夏　
わかぎゑふ

第一弾　若手劇団員（ホープ会）、ラックシステムを語る。

皆様、２００９年新年明けましておめでとうございます！
本年も玉造小劇店をよろしくお願い申し上げます
さて、稽古開始まであと、約一か月。２００９年はラックシステム１５周年でございます。
もともと、リリパットアーミーⅡ座長わかぎゑふが、
「もうひとつ劇団作ってもええかな？」というノリで立ち上げたユニット劇団。
若手の３人はどのように思っているのでしょうか・・・？

劇団の若手、ホープ会の３人が語ります！「ホープ会」というのは、
あの井筒監督作品に出てくる、タバコはショートhopeしか吸ってはいけないヤンキー軍団ではありません。
hope：[名]①希望、望み　②期待をかけられる人
という、英語のhopeを自分たちで勝手に決め付けた団体名です。
※主に、打ち上げ時の｢大入｣を読み上げる時に活動・・・。

さてさて始まりました！
司会は私、今年２８歳の革命戦士こと、
劇団のチェ・ゲバラ！インタビュアーソブです！
そして、若手ホープ会メンバー、
上田宏、谷川未佳、祖父江伸如の３人でお送りします！

ソブ：ではまず、ラックシステムに初参加したのは？
上田：２００４年５月の再演の｢お祝い」キューティバージョン？からです。
谷川：一緒・・・。
ソブ：その時、俺、お客でしたわ・・・（笑）

上田：ソブは？
ソブ：２００５年「お願い」初演です。
谷川：え？何の役？
ソブ：「千田訓子に、つばを吐きつけられる」っという役です。
上田・谷川：あぁ～。
ソブ：ちなみに名前は辰（たつ）です。台詞は、「へいっ！」のみです。

（笑）

ソブ：ラック初参加の時、どうでしたか？
上田：「ちゃちゃちゃ」すぐ後やったし、なんや無我夢中って感じで、芝居よりもダンスばっかしてた気がする。
谷川：「お祝い」再演をお客として観たので、まさか自分が出演するとは。しかも、千田訓子の娘。
ソブ：あぁ、観た観た。あの、最後に出てくるデブの子やろ？
谷川：そうそう！っておいっ！

上田：せやけど、タイトルだけで言ったら、出演してへんのは「お花見」と「お弁当」くらいちゃうか？
谷川：ほんまや！
ソブ：僕、「お祝い」も「お正月」も出てへんわ！
上田：お客さんやったからな。
ソブ：「お正月」の時は裏ついてたわ！（スタッフで参加していました。）

ソブ：えぇ、それではラックシステムの中で、一番印象に残っている作品は？

上田：そりゃ、やっぱり「お正月」かな。座長の名前を知ったのも「お正月」やし。それまで、惑星ピスタチオとか
「ぐぉぉぉぉ！」とか、「筋肉ピキピキピキーン！」みたいな動き回って、派手な芝居が好きやったけど、「お正月」を見て、「こんな芝居やりたいなぁ。］と思ってん。実際、２００４年の「お正月］完全リミックスバージョン出演させてもらって、しかもやりたかった役が中井重文さんの「千次郎」か野田兄の「慎一」がやりたかってん。それで「慎一」をやらせてもらって。
難しかったけど、三人兄弟の慎一、慎助、慎吾で常に一緒におったり、大人になってからの慎吾（この時はコングさん）との二人のシーンで、俺がお猪口での日本酒の飲み方が下手で、コングさんとほんまに日本酒飲んで稽古して、コングさんがほんまに感極まって、泣きだしたり（笑）楽しかったです。

谷川：「お願い」初演かな～。
ソブ：あぁ、あの太ってた子ぉのやつ？　
上田：全部かい！
谷川：そうそう！っておい！いや、台詞も出番もめっちゃ多かったし、
小道具の出し、はけもいっぱいしたし、学ぶことがいっぱいでした。　森崎さんと
よくコンビになるんやけど、「お願い」初演が初めてで、１９歳の時から森兄とは
知り合いやから、何にも打ち合わせせずに、舞台上で小ネタしたりするのが
楽しかった。　何よりも作品として好きです。

ソブ：ひろっさんが喋り過ぎなので、僕は手短にいきます。
僕も「お願い」初演なんです。ラックに初めて出演したという記念すべき作品であり、
あの男とも初めて会ったのが「お願い」なんですよ。
谷川：あの男って？
ソブ：南河内万歳一座。悪友、前田晃男さんです。今でも飲み友達です。僕ら若手の。
あ、友達って言っちゃった。
「お願い」再演では森崎さんがやってた喬二もさせていただいたんで、「お願い」は俺にとっての、
思い出深い作品のひとつです（涙）って書いといてください。

上田：再演なぁ・・・
谷川：そういうたら、私とあんた夫婦役やったやん！
上田：せやな～。俺は野田兄が初演でやった蝶々亭さなぎって役をやったけど、あの役は大変やった・・・。いい思い出がないぞ・・・（涙）って書いとくわ。
ソブ：ようプライベートでも喧嘩してましたね。
上田：ソブが一番かわいそうや・・・巻きぞいくらうしな・・・。
ソブ：谷川さん、泣いて店飛び出すし・・・
谷川：ソブが慰めてくれて・・・
ソブ：追いかけて、「もうええやんか。」って言うたら、道の真ん中やって、
　　トラックにクラクション「パァン！」て鳴らされるし・・・。
上田：まぁ、何しか飲んでるよな・・・。
３人：うーん・・・。

３人：思い出深いね～（笑）
上田：ほんまやな～。「お願い」初演は俺だけ、男女入れ換えやったしな～！焦ったわ・・・。
ソブ：さて、次は「お弔い」です！どうですか？
谷川：どうですか？て！
上田：う～ん、タイトルは「お弔い」でも内容はきっと明るい話になるんじゃ
　　ないかな？
谷川：その心は？
上田：うーん、そうしたい！お客様に楽しんでいただくことが一番です！
　　ラックって内容に暗い要素があっても
　　最後には絶対、ほっこりハッピーになる。やっぱ、なんか大阪人の
　　明るさとかがそうさせる、みたいな！

谷川：女の人が主な話だと、小耳にはさんだ。
　　まぁ、チラシの絵も女性ですし、今まで女芝居ってのもなかったやん。
　　「お願い」とかには恋愛が絡んでるし。
　　って、ここまで話しましたけど、今ふっこさんが台本を書いている途中なので、
　　余計なことを言っていたらごめんなさい、座長・・・。
　　初出演の客演さんがお二人いらっしゃり、それも楽しみです。

ソブ：「お弔い」に関しては・・・未知数や。
上田：当たり前や！
ソブ：おとまぁ、おとま、おとむ、おとまわれないように頑張ります。
上田・谷川：「お弔われないように」や！（一斉にツッコミ）
上田：このチラシの絵はすごいな。（東學さんが、このお芝居のために描いて下さいました。）
谷川：うん、凄い。
ソブ：乳出とるもんな。
上田：そこちゃうやろ！

ゲラゲラゲラ。

上田：この絵の人は誰や？主役かな？
谷川：うん、主役や。
上田：（有り得ないという感じで）未佳か？
谷川：ちゃうよ！
ソブ：あぁ、あのデブの子ぉでしょ？
上田・谷川：もうええわ！
３人：皆さん、「お弔い」観に来て下さい！

結局今回も、真面目に出来ない、インタビュアーソブでした。

	No.1　１９９４年８月「お花見」扇町ミュージアムスクエア脚本：わかぎゑふ
	No.2　１９９５年９月～１０月「お正月」【東京公演】下北沢ザ・スズナリ【大阪公演】扇町ミュージアムスクエア作・演出：わかぎゑふ
	No.3　１９９７年５月～６月「お見合」扇町ミュージアムスクエア作・演出：わかぎゑふ
	No.4　２０００年６月～７月「お祝い」【大阪公演】扇町ミュージアムスクエア【東京公演】下北沢ザ・スズナリ作・演出：わかぎゑふ
	No.6　２００２年５月～６月「お弁当」【東京公演】三鷹市芸術文化センター【大阪公演】扇町ミュージアムスクエア【滋賀公演】木之本町スティックホール【奈良公演】やまと郡山城ホール作・演出：わかぎゑふ
	No.7　２００３年５月～７月　「お見合～ココロノ春ガクル」【東京公演】三鷹市芸術文化センター【大阪公演】ワッハ上方ワッハホール【兵庫公演】姫路キャスパホール【滋賀公演】木之本町スティックホール【奈良公演】やまと郡山城ホール作・演出：わかぎゑふ
	No.8　２００４年６月～７月　１０周年記念公演　其の壱　「お祝い～キューティーバージョン」【大阪公演】ワッハ上方ワッハホール【滋賀公演】木之本町スティックホール作・演出：わかぎゑふ
	No.9　２００４年１２月　１０周年記念公演　其の弐「お正月～完全リミックス版」ワッハ上方ワッハホール作・演出：わかぎゑふ
	No.10　２００５年３月　１０周年記念公演　其の参「お願い」【大阪公演】扇町ミュージアムスクエア【東京公演】下北沢ザ・スズナリ作・演出：わかぎゑふ
	No.11　２００６年７月「お願い（再演）」世界館作・演出：わかぎゑふ
	No.12　２００７年３月　「おたのしみ」【大阪公演】世界館【東京公演】下北沢ザ・スズナリ
	No.13　２００７年１１月「お見合セカンドラブノ花ガ咲ク」【大阪公演】世界館【九州公演】北九州芸術劇場小劇場
	No.14　２００９年３月　「お弔い」【大阪公演】HEP HALL 【東京公演】下北沢ザ・スズナリ
	次回公演予定！ No.15　２００９年　「お祝い」【大阪公演】ABCホール【東京公演】全労済ホール/スペース・ゼロ

ラックシステム15年の軌跡

第四弾 ラックシステム １５周年の軌跡！

配役発表！！

第三弾 「お弔い」配役発表！

お弔い考察！

第二弾 検証！「お弔い」の謎。

検証其の１ 企画書

検証其の２ ヘンリー・ダーガー

検証其の３ アウトサイダー・アート

検証其の４ 時代背景

若手劇団員座談

第一弾 若手劇団員（ホープ会）、ラックシステムを語る。

第四弾　ラックシステム　１５周年の軌跡！

第三弾　「お弔い」配役発表！

第二弾　検証！「お弔い」の謎。

検証其の１　企画書

検証其の２　ヘンリー・ダーガー

検証其の３　アウトサイダー・アート

検証其の４　時代背景

第一弾　若手劇団員（ホープ会）、ラックシステムを語る。