玉造小劇店はお芝居を提供するお店です。
ABCホールプロデュース作品(2012)ツアー企画
作=横山拓也
演出=上田一軒(スクエア)
【三重公演】12月7日(土)・8日(日)
会場=三重県文化会館小ホール
【東京公演】12月12日(木)~15日(日)
会場=こまばアゴラ劇場
出演
金替康博(MONO)
緒方晋(The Stone Age)
魔瑠(遊気舎)
橋爪未萠里(劇団赤鬼) 松永渚
うえだひろし(リリパットアーミーⅡ)
七味まゆ味(柿喰う客)
野村脩貴(ルート)
ストーリー
幾央地域の山間にある人見村(ひとみむら)。
衰退の一途を辿るこの村の林業と、この地で古くから行われてきた喪屋(もや)における葬儀。
この2つの伝統を担ってきた中谷家と、8年前に都市から越してきた杉山家は親戚関係にあったが、杉山が葬儀コンサルタント業を人見村に持ち込んだことで、家族間の溝は深かった。
ただ、同い年の高校生の娘たちは、子供の頃から親友のような存在である。
杉山の娘・遼は、母の形見である一眼レフカメラを愛用し、村に暮らす人たちのポートレートを「遺影」と称して撮影してきた。
中谷の娘・修子は、遼の写真が大好きでいつも率先してモデルになった。
そんな修子と遼が迎えた高校三年生の夏。この田舎でセンセーショナルな事件が起こる。
それは、村に暮らす大人や子ども、全ての無名人たちの未来を、哀しみを伴う希望で包んだ。